【つれづれ俺なるままに】10
(97.10.23)
偶像からの脱出
U.F.O. UNOFFICIAL HPのある出来事

(自分を生きるということ)


つれづれ俺なるままに。

僕が良く出入りし、リンクも張らせてもらっているU.F.O. UNOFFICIAL HPにてある出来事が起こった。個人が「自分が好きだ」という理由で自分なりのファンページを創ったのだが、その掲示板に、ファンの対象であるU.F.O.メンバーの一人が参加し始めたのである。もちろん掲示板に参加していたファンの人々は喜んだし、運営者である当人も喜びは大きかった。


そのメンバーは何度となく書き込みをUPし、他の参加者達はその度に「喜びの声」を上げていた。
とても盛り上がり、ついには「今度発売されるU.F.O.ベスト盤」のファンアンケートがそのメンバーによって催され、アンケート解答者にはプレゼントが各自の自宅に配送された。かくいう僕もアンケートに応募し、プレゼントを受け取った。嬉しかったし、彼の自筆で、僕が彼に頼まれていたアナログを探していたことに対しての感謝のコメントもあり、彼の誠実さを感じた。彼は本当にファンに感謝し、このシーンを盛り上げたいという純粋な気持ち以外はなにもなかったということは、これを書いているたった今でも確信している。それを疑う気持ちはさらさらない。
問題はその後起こった。

U.F.O. UNOFFICIAL HPの運営者が掲示板にある書き込みを行った。
「みなさん、プレゼントで盛り上がっているようですが、私は何ももらってません。アンケートに参加しなかったからですが、なにか欲しいというのではありません。元々ここでそれが行われることが出来たことをどう考えてらっしゃいますか?」


正直に言えばこのログを読んだ瞬間「ちょっと、大人げないなあ」と思ったことをここで告白する。
「彼女の存在が希薄な盛り上がりだった」のは解る。というのもやはりファンページにそのファンの対象が来てしまったら、その対象に注目が向かうのは当然の心理だからだ。つまり「HPの構造そのもの」が運営者への注目をずらすように出来ている。これは創った個人のキャラクターを全面に押し出したHPとの違いからそう言えるでしょう。
元々が「自分の好きなものに賛同してくれる人が集まって盛り上がってくれたら嬉しい」というのが運営者の気持ちでもあったと思う。
ただ問題なのは盛り上がった場所がどこだったのか?ということだ。
いくらファンページといえどもここは「UN OFFICIAL」だということである。
運営者が昼間の仕事から帰り「ただ好きだから」(この気持ちは運営者の彼女だけのもである)という純粋な気持ちで夜な夜な「自分のために創った」ものだ。このHPをクラブに例えるなら、オーガナイザー兼店のオーナーは運営者であるということだ。これが忘れられたことが問題だった。いや、忘れたという意識さえなかった。
「このアンケートは運営者の許可を取らなかった」ことがただ一つの問題だった。
真偽のほどは確認出来てないので(しかしメンバーからのきちんとした釈明がない以上、疑われても仕方がないし、釈明する義務がある)今だ不明だが、もしこれが本当であれば、どう釈明しても「運営者にあやまる」以外の方法はないと思う。

それと運営者にも一言。あの時点での盛り上がり上、すぐに表現出来なかったのは察しますが、メンバーが「掲示板でアンケートやります」と表明した時点で「一言、わたしに言ってください」とメールを送れていたら、実は問題はとても小さかったこということです。メンバーだって「ああ、ごめん」と簡単に言えたはずだと思うのです。「思ったらすぐ言う」ことは大事ですよ。
すでに掲示板の雰囲気は「和やかに続けていこう」というムードになり、運営者自体も今回の件でメンバーが
「信用されていないようなので手を引きます」というコメントに慌ててしまって
「ごめんなさい」とコメントし、誤解を解こうと必死だが、僕が思うにそれはおかしいよ。もし「一言の挨拶もなくアンケートを実施した」のが本当なら「信用されないことを行った」のはメンバーの方です。
もちろんメンバーが運営者に感謝していたのは事実です。 とっても感謝していたのは間違いない。でもそれ以前の、このHPに対するスタンスを勘違いしてしまったのは認めないといけないと思う。勘違いは誰しもあるし、インターネットの特性がまだ誰しも模索状態なので、それは仕方がないし、他の参加者があれだけ盛り上がれば
「そんなに盛り上がってくれるのならサービスしたい」となる気持ちは当然です。なにもそこは悪くない。普通なら忙しい身でそこまでしないし、彼のファンへの愛情がとっても良く解るし、今もそれが変わらないのは疑わない。
でもファンページにファンの対象が参加しても、個人HPであることを考えれば、例えメンバーが参加しても「一人の参加者」にすぎないわけです。それがきちんと認識されていれば「運営者に(まあ、言わなくても当然OKだろう)という考えでアンケートを 行ったこと」は明らかに間違いです。もちろん運営者はOKを喜んで出したでしょう。 でも、それは「あなたのHOME=家の場所をお借りして、アンケートを行いたい」という謙虚な姿勢抜きでは考えられないことです。
「ファンである」ということは、その対象の全てを認めることなのでしょうか?
 僕がU.F.O.のファンであるというのは、一番は「音楽」です。これはホントに今の世界中の音楽を聞いても「一級」の音楽だと思う。でもそれだけじゃない。
彼等の良く言うアティテュード(生きる姿勢)に共感するからです。

「自分の信じる価値観を生きる」もしくは「自分を生きる」。
彼等は僕にとっては偶像(アイドルと言い替えてもいい)ではありません。
同じ「今」を共に生きる人間として尊敬できるし、してきました。
他のクラブDJや多くのフォロワーがいますが、結局ただの音楽マニアの域を越えず、 魅力に乏しいのはそこなのです。
ただ今回の「許可なくアンケートを行った」ことが事実であり、それに対する謝罪がメンバーからないのであれば、僕はある意味, 音楽以外における彼等(他の二人はわかりませんが)への尊敬はやめようと思います。
もっとみんな自分を大事にしませんか?
「誰かに憧れる」とは「自分の中の素晴らしさ」を他人を通して受けとっているということだと僕は思います。「憧れ」に対して「盲従」するのはおかしいです。
どうして対等に立とうと思わないのでしょう?
「自分を大事にする」ことの大切さは、ある意味、U.F.O.から僕が受け取ったメッセージでもあります。「自分を大事にする」とは自分の行ったことに素直になるということにも繋がるし「他人を大事にする」ことにも繋がると思います。

今回のキッカケとなった運営者のコメントは「自分を大事にする」ための「叫び」だと思いました。
本当かどうかわかりませんが「コメント消した方が」と運営者にメール送った方、はっきり言って恥ずかしいですよ。全くの勘違いです。
多分もう運営者の方やその他の参加者の方々は「楽しく前向きにいこうよ」という気合いで、今までのことを放置しようとしてらっしゃるようなので、僕はそのことはどうも思いません。そして「何もなかった」ことにしてしまう皆さんの姿勢が「皆さん自身の魅力」を奪ってしまったような気がしてなりません。

それは僕がU.F.O.に感じていたものとは逆のものです。
ムキになって感情的に被害者を演じることとは違いますよ。もっとフラットに物事を眺めてみようということです。 大事なことを「なあなあ」にせず、きちんと「自分を表現していく」のがU.F.O.の魅力ではなかったでしょうか?
【今夜のBGM】何も聞く気になりませんね。自分の選曲テープでも聞こうっと。
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